やっちゃんのあぐだもぐだ
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五星山に会いに来ませんか?
安達太良山東側の二本松は秋のシーズン真っ盛り。安達太良山のてっぺんからお城山まで、色取が大変豊かになっています。例年の豊富さに加え、さらに今年は五星山展が開催されさらに色取を添えております。二本松の秋は自然の彩はもちろんですが文化的な彩も豊富になり祭状態が長く続きます。
この辺りの紅葉前線は等高線に沿って標高差300〜400m単位で下りてきます。この現象に気づいたのは10月26日に猪苗代に行ったときです。猪苗代湖の湖面の高さと岳温泉の鏡が池の湖面の高さはほぼ同じで標高500m前後です。その日猪苗代の町から天狗角力取山(1360m)を見ると、平地から200m(標高750m)位上がったところから上部が黄色い帯にになって頂上付近まで行っているのです。上空と平地の気温の差がはっきりする地形ならではの景色でしょうが面白いものです。安達太良山東南側の9月末は標高1600mより上部、10月上旬は同1600m〜1200m、10月中旬は1300m〜900m、10月下旬は900mから500m、そして11月上旬は600m〜200m、中旬は300m以下で木枯らしが舞い降りて冬枯れの野に変身します。
紅葉の色の豊富さは、福島県が一番と自負します。緯度が日本列島南北のちょうど真ん中だからでしょう。日本列島で確認される野鳥は平均550種、福島県だけが600種確認されるとのことです。ちなみに世界の鳥の数は9800種と言われています。野鳥が一番多く飛来する福島県は植生の多様性が一番だからです。その中でも特に安達太良山は東西南北の気候のぶつかるところにあり、標高差1700m位の標高差が発色状態に微妙な違いを呈するのかもしれません。
さて、このような秋、二本松の大山忠作美術館にて五星山展なる美術展が開かれており、空前絶後の入込を記録しております。文化勲章受章者の日本画の巨匠五人(故人)の作品が一堂に会する展覧会です。日本で初めての開催、もちろん世界でも初めてです。大山忠作画伯が二本松出身であり、お嬢様の発案で5人の文化勲章受章の遺族の方々に声をかけて、福島県の心の復興のためにと実現したものです。五人の方々は、東山魁夷、高山辰夫、平山郁夫、加山又造、そして大山忠作です。美術館では5人の名作がずらり競演しており圧巻です。大山忠作画伯のお嬢様で女優の一色采子さんが作品の説明をされる様子には、こんな空間が二本松にあったのかと不思議な感覚になります。
写真は、開設日に撮らせていただいたものです。高山辰夫画伯の作品です。オープン日には画伯のお嬢様にもお目にかかれました。この絵のモデルになった方です。
お城山の紅葉も見頃、菊人形も見頃の中、11月17日まで五星山展が開かれます。これを見逃すと、巨匠5人が一堂に会するチャンスはめぐって来ないと思います。是非、五星山展を見にお出でください。
大好き岳山の話
  安達太良山は皆に親しまれている山です。岳山、乳首山、甑岳などとも呼ばれ誰でも大好きです。好きだからこそ安達太良山にまつわるケンカの話などがあり、面白いので少し紹介します。
   その一つは、白沢村と大玉村に伝わる『岳山(だけやま)と岳山(たけやま)のけんか』の話。昔むかし、岳山(だけやま)という名の山が二つあったそうで、一つは玉ノ井村(現大玉村)の大きな岳山、もう一つは白岩村(現本宮市白沢)の小さな岳山です。ある時、岳山の名称をめぐってお互いにけんかになり、大きな岳山はそばに有った硅石を小さな岳山に投げつけ、小さな岳山はそばに有った地竹を大きな岳山へ投げ返したそうです。このけんかのお蔭で二つの山の間にある村や町には地竹と硅石が沢山採れるようになり、大きな岳山を『だけやま』と呼び、小さな岳山を『たけやま』と呼ぶようになって呼び名の件かは一件落着した話です。白沢村には硅石鉱山の廃鉱があり、間の本宮町では地竹をたくさん拾うことができ野菜を買わなくても済んだとの昔話です。原発事故の後、地竹を余り食べなくなったのが悔やまれます(放射能検査では基準値以下ですが)。
2つ目は国境争いの話。安達太良山の稜線は中通り地方と会津地方の分水嶺です。江戸時代には二本松藩と会津藩の国境でもありました。安達太良山は活火山であり、硫黄が沢山採掘されてきました。この硫黄の採掘権をめぐっての国境争いがあり、当初は会津藩が裁判に勝ち、百年後に二本松藩が勝訴した話です。勝訴の原因は、国境に昔埋められた炭が埋まっているはずだとの話が、幕府評定所で認められたとか。安達太良山の船明神山までが郡山市に入るので二本松藩の領地となったのでしょう。ちなみに沼の平付近で採掘された硫黄は馬の背に轆轤を設置し木ゾリで二本松側に運び、油井まで降ろしたようです。明治になり沼の平の硫黄採掘は猪苗代側から行われ、貨客両用の沼尻軽便鉄道で精錬された硫黄が積み出され、『高原列車は行く』の歌が生まれました。
3つ目は万葉集に因んだ話。安達郡が安積郡から分割したのは906年(延喜6)です。それまで安達太良山は安積郡に属しており、安達太良山は浅香山であったという説。万葉集の『浅香山かげさえ見ゆる山の井の浅き心をわが思わなくに』の浅香山=安積山=安達太良山であったという説で、万葉集には安達太良は三首読まれており合計四首あることになります。因みに安達郡の主峰として文字通り安達太郎のアダタラになった後は、葛城王と采女伝説の山の井から見える山が浅香山(額取山)になっています。余談ですが私の祖父は山の井=玉の井だと話していたのを思い出しました。最初の二つの岳山の話と似ていると思いませんか?
写真は、昨日行われた安達太良トレラン50Kの船明神山への登りのランナー。全国から300人以上のアスリートが参加、安達太良山を4回も登ったり下りたりするのですが、競技を忘れ景色に感動し、立ち止まって写真を撮っている場面。岳山の景色は争いも忘れてしまうようです。少し色づき始めたました。
ハマってしまうことイロイロ
今年は8月2日になりようやく大雨があがり、いきなり真夏になった感があります。中国大陸で気温40度を超す報道があったと思ったら、日本に飛び火し連日40度超の記録更新には驚きました。それでも、わが岳温泉周辺は摂氏27度程度「イイところに住んでいるナ!」とつくづく感じ、下界には下りたくない気持ちになります。
岳温泉の夏は盆踊り大会(今年は25日)と同時に終了、メインストリートの提灯が外され櫓が解体され一気に秋バージョンに入ります。8月下旬から9月にかけての青空と木々の緑が一番コントラスト強くなる季節です。しろうと写真でも吸い込まれそうな強烈な『青』になるのがこの時期です。安達太良山のほんとの空の『青さ』にハマってしまう人も多いように思います。岳温泉にある美術館『青』のオーナーもきっとそのひとりでしょう。
  9月末には安達太良山トレイルランニングレースが行われます。今年は事前エントリーが昨年の倍以上のようです。安達太良山でトレイルランニングレースが開かれるのは今回で4回目です。安達太良連峰のピークとそれぞれの登山口から4回も登り降りする競技で累積標高差4000mもあり、当初は信じられない気持ちで地元としては受け入れました。トレラン愛好者にとって安達太良山は変化に富み、しかも、かなりハードでありハマってしまうトレランコースだそうです。
50kトレランコースのスタート地点はあだたら高原スキー場。標高946m地点(朝6時出走)から一気に薬師岳(1350m)まで駆け上がり五葉松平からのハクサンシャクナゲ群生地帯を安達太良山頂(1700m)に向かいます。山頂直下から南側の和尚山への道を下り、銚子が滝エイドステーションにてまた登りに入り船明神山を目指し、この山頂から沼の平噴火口を右に覗き込むように一気に沼尻登山口まで下ります。ここが第一関門でスタートから7時間が制限時間です。昨年は途中で風雨が強くなりこの地点でリタイヤ―が多くでました。再度、沼の平噴火口をめざし胎内くぐりという岩の間を潜り抜け鉄山の尾根に出ます。ここから笹平を通り僧悟台から馬返し経由で塩沢スキー場(767m)の第2関門です(スタート後10時間制限。ここからは湯川渓谷に沿ってくろがね小屋そして峰の辻まで登り、降りは勢至平を経由してスキー場のゴールとなります(制限時間13時間)。通常4日間をかけた登山で制覇するところを1日で踏破します。トレランのつらい体験を一度経験すると、また挑戦したくなるようです。是非、参加してみませんか?10qショートコースもあります。お誘い致します。
岳温泉では季節ごとに様々なジャンルの特徴あるイベントを催します。写真は盆踊りでの仮装です。盆踊りの仮装にハマってる人です。色んな顔がある温泉で面白いところだと自負いたします。
暑い夏を迎えます
今年はいつになっても梅雨が明けない変な7月です。ラニーニャ現象とダンポール現象のせいとか?偏西風の蛇行で小笠原高気圧とシベリア高気圧が日本列島付近で対峙したまままの状態になっているとのことで、雨の降り方も半端ではありません。じめじめしてどうも滅入りそうになります。ジリジリした夏の太陽にさらされてみたいと思うようになりました。空気がメチャクチャに湿っている感じなので、湿り気が蒸発するくらいに乾いてほしいものです。
8月の岳温泉は行事がオンパレード。2日からは『あだたらのかがやき』第2弾が始まり9月23日まで続きます。あだたら高原スキー場を中心に今年から岳温泉地区でもLEDとペットボタルが暗い夏の夜に美しく輝き幻想的な夜を演出します。夜間ゴンドラも運行しますので夕涼みのひと時の空中散歩が楽しめます。ゴンドラからは郡山から福島にかけての町の明かりもくっきりと浮かび上がる様は見ものです。
3日、4日は『あだたらチャリンコ2DAYS』として、自転車レースが行われます。3日は午後2時から公道を使ったクリテリウム競技(周回競技)がニコニコ橋スタートで行われ、夜はママチャリレース(ヒマラヤ大通り)、そして4日は午前9時スタートでヒルクライムレース。こちらはスタート地点がヒマラヤ大通り安達太良物産店前からあだたら高原スキー場までの標高差450m、全長5.5kmのかなりハードな上り坂だけのレースです。この2日間チャリンコレースとイルミネーションの点灯式の様子がテレビエリア放送として実況中継する実験放送も行われます。8月10日から18日までは毎年恒例の野外コンサートがヒマラヤ通りにて行われます。また、今回で59回目となる観光仮想盆踊り大会は8月24日25日の2日間行われます。伝統の盆踊りのシンプルなリズムが何故に大きな踊りの輪になるのかを是非体験していただくことがお勧めです。
一連の夏の行事をご紹介しましたが、明日から8月。身も心も、そして気候も暑い夏を迎えて体に適度な刺激を与えたいものです。60有余年岳温泉で暮らし、岳温泉の泉質の有り難さを一番感じるのは、梅雨明け前のこの時期です。泉質の酸性泉にカルシウムイオンが多く含まれているためのサラッとした爽快感があります。そして、化粧乗りがいいという評判はアルミニウムイオンが多いためで、レモンと同じpH2.5の水素イオン濃度であるが故です。行事一杯のあだたら高原にお出でいただき岳の湯に浸かりにお出でください。
写真は今年の初夏の『あだたらのかがやき』、夏山に幻想的に浮かびます。
磐梯・吾妻・安達太良で世界火山遺産はいかが?
富士山の世界遺産登録がすごい話題となり、フィーバー状態には驚きます。某電鉄会社の株価が倍以上に跳ね上がっているとか、また、富士山関連のグッズがたくさん売れ、テレビ各局も富士山にあらゆる角度からの取材攻勢、色んな見方があるのにもびっくりします。世界遺産登録でこんなに盛り上がるなら、わがふるさとも何とかしたいと思っている方も沢山いるのではと推察いたします。
日本における世界遺産登録は、1993年に『法隆寺地域の仏教建造物』『姫路城』『白神山地』『屋久島』の4件が初めて登録。その後『古都京都の文化財』『白川郷・五箇山の合掌造り集落』『原爆ドーム』『厳島神社』『日光の社寺』『琉球王国のグスクおよび関連遺跡群』『紀伊山地の霊場と参詣道』『知床』『石見銀山遺跡とその文化的景観』『平泉―仏国土を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群』『小笠原諸島』の16カ所、そして今回の『富士山』となっています。今回の選考から漏れた『武家の古都・鎌倉』など11カ所が世界遺産暫定リスト記載になっているようです。
世界遺産登録基準は@[人類の創造的傑作]、A[価値観の交流]、B[文化的伝統、文明の伝承]、C[歴史的建造物、科学技術、景観]、D[伝統的居住形態、土地利用形態]、E[出来事、伝統、思想、信仰、芸術的作品、文学的作品との関連]、F[類まれな自然美]、G[地球形成の歴史]、H[生命進化の歴史]、I[絶滅的危惧種の生息地]であり、@〜Eの一つ以上を満たしての登録は文化遺産に、F〜Iの一つ以上を満たした場合は自然遺産に、双方の基準それぞれ一つ以上を満たす場合は複合遺産になるとのこと。
我が愛する福島県も尾瀬の自然や奥会津のブナ林自然林もあり何度か話題になりながらも登録には道のりが遥か遠くのようです。
さて、観点を少し変えて『磐梯、吾妻、安達太良の火山と温泉文化の歴史』という世界遺産登録はいかがでしょう。活火山であるこれら三つの山が狭い範囲内に集まっている事、噴火の時期は明治21年、明治26年、明治33年と数年ごとに大爆発し現在も活火山であること。それぞれの火山の周辺には数々の温泉があり農作業が終わったころには伝統的なサナブリという慰安湯治がつい最近まで行われてきたこと。また、噴火口からの距離で様々な泉質の温泉が湧出し人々の生活には欠かせない湯治文化と地域の絆を築き上げてきたこと…こじつけでもユネスコの審査員が理解して下されば何とか登録に漕ぎ着けるような気が致します。
写真は安達太良山沼の平噴火口。磐梯山の爆裂火口は多くの湖沼群を形成しましたが、安達太良山沼の平は不気味なまるで別世界のような噴火口です。吾妻小富士は福島盆地のどこからも眺められますが、豊かな果樹地帯のシンボルです。残雪の雪形にも名称があり、吾妻は雪兎、安達太良は駒形・鮒形・千鳥形、磐梯山の翁島地区では虚無僧形と言われ田植えや種まきの合図になっています。豊かな農村文化の証だと思いませんか?
多様な楽しみ福の島
一年で一番過ごしやすい気候と言えば梅雨入り前のこの季節。安達太良山の山開きがあり、岳温泉神社の春祭が行われます。木々の葉っぱも薄緑色からあっという間に鮮やかな緑色に変わり、深緑色に変化します。阿武隈川の川面から安達太良山の山頂まで幾重にも重なる山並みの色彩変化は、ここ二本松近辺の持つ大きな特徴ではないかと思っています。
  もう一つの特徴は特異な火山地形にもある気がします。気象庁が「火山防災のために監視・観測体制の充実などが必要な火山」として火山噴火予知連絡会によって選定されたのが47火山だそうです。福島県には吾妻山、安達太良山、磐梯山と那須岳(栃木県との境界)の4つがあります。むしろ福島県の特徴は火山県であるとも言い切れます。
二本松インターを降りて岳温泉に向かう道路からは安達太良山の全貌とさらに北側に噴煙の上がる荒々しい吾妻山の風景が目に入ります。火山のお蔭で湧出する温泉も多様で豊富です。噴火口から一番近いところの湧出泉は強酸性泉、次にある程度天水と混じった酸性泉、そして少し離れると中性泉、アルカリ泉となります。吾妻・安達太良・磐梯は隣接した温泉パラダイスとも言えます。磐梯山の西側は岩質の所為か塩分の多い温泉があります。さらに西側の雪深い只見川沿いの山間には炭酸泉もあります。古い地質の阿武隈山系には放射能泉が点在しています。自然の恵みの豊富さからも福島県は本当に『福の島』なのかもしれません。
  蛇足的考古学ですが、二本松近辺には縄文式竪穴住居が数多く発掘されています。この住居には炉が二つある複式炉があり全国的に見ても一番普及しているエリアです。なぜ複式炉の分布が多いのか?縄文人が、安達太良と吾妻の2つの噴火を見ながら発明したキッチン&暖房システムが複式炉だったのかもしれません。高低差のある山が重なるこの地域は採集生活には最適の地域でもあったのでしょう。
 安達太良山には多くの登山コースがあり、岳温泉周辺にはウォーキングコースが縦横に走っています。きれいな空気を胸いっぱい吸い込める素敵なコースばかりです。
 安達太良山を臨む山の重なりは素晴らしく、色の重なりも日本で一番豊富な地域だと自慢できます。この時期に山のスケッチにお出でいただくこともお勧めです。二本松は日本画の巨匠・大山忠作画伯の生誕の地でもあり、繊細なタッチと色彩を表現する天才が生まる自然条件がそろっているところだと思います。写真は大山忠作画伯の原画で巡る十二支めぐりの支柱。岳温泉の中心から辰の方角に設置してあり、龍の顔は大山画伯そっくりです。版画を摺りながらお散歩もお勧めできます。今月は話が多岐に亘りゴメンナサイ!?!
 
復活福島からヒトコト
福島第一原発事故から3年目に突入。私たちの福島県も復活に向かってきちんと歩を進めたいものです。
NHK大河ドラマ『八重の桜』の影響で、会津若松の観光客入込数がようやく増加に転じているとか…。直前の『八重の桜』の場面は、いよいよ戊辰戦争前夜。山本覚馬が長崎に新式銃の調達に走り、七連発銃が実家に送られた場面でした。来週の予告では八重と川崎尚之介が共に白河藩を訪ねるところから始まり、二人は二本松藩砲術指南役で後の二本松少年隊隊長・木村銃太郎を訪ねる場面が出るとか、5月5日の放映が楽しみです。
福島県人としての復活は、まずは日々の生活において安全な食材を安心して美味しく食べるという充実感から始まるのだと考えます。二本松市はいち早く米の全袋検査を実施しています。その他の食品についても検査表付で出荷しているので福島県は一番安心な県であると自負しています。
また、福島県の水産物放射線モニタリングの取り組みは私たち県民にとっても安心できるものです。原発事故以降に国が設定した100Bq/sは自然放射能レベルの122Bq/sよりもはるかに低いレベルに設定されていることを改めて認識する必要があると思います。数多くのサンプル魚介類のデータによると、コウナゴは原発事故後100日で100Bq以下になり今は非検出、ミズダコも2011年9月14日の段階で非検出、ホッキガイは約1年後に100Bq以下、一年半で非検出になっています。低い傾向の魚介類はシラス、カツオ、キチジ、コウナゴ、サンマ、メヒカリ、イカ、タコ、エビ、カニ、貝類とのデータがあります。一方、高い傾向の魚介類としてはメバル類、カレイ類、ヒラメ、スズキ、アイナメ、コモンカスベなどです。餌生物のプランクトン、アミ類も順調に低下傾向が見られ、同じ餌生物の多毛類やエビ類も順調に低下しており、生息域の違いによって高低が見られる沿岸性定着性の強い上記魚類も低下しつつあります。全魚介類を詳しく調べ出荷制限をかけているのが福島県です。
観光の復活面では、一般旅行者は大河ドラマ効果が大きいようですが、スポーツイベントに参加する選手は震災直後から福島県内で開催されることにまったく違和感が無いようです。震災2ヶ月後の安達太良山開きの参加者は震災前と同じ程度の参加者であり、オリエンテーリング大会やトレールランニング大会なども同様でした。復興3年目に入った今年度はさらにスポーツイベント参加者が増えることでしょう。今年も5月19日が安達太良山開き(写真は昨年のワンショット)、6月9日にオリエンテーリング大会、9月28、29日に安達太良トレラン50kです。さらに新しく自転車レースが8月3、4日に開催されることになりました。こちらはクリテリウム1.6km周回レースと日本初・体重別ヒルクライムレースです。いい季節に入りましたので思いっきりアウトドアしませんか?
靄が晴れると……
あの3.11から丸2年。震災と原発事故の爪痕はまだそのまま、被災県在住の我々が今年こそ復興の年と叫んでみても何となく空気にモヤがかかったような気分で晴れ晴れしません。
市の新年度予算は通常年度の7割増、増額になった分がそのまま除染費用らしく何とも口惜しい感じです。
東京ガスとの連携で日本橋では町ぐるみ電力開発事業を行い、独自に発送電を行い必要な電力の50%超を供給できるようにする街づくり事業が始まったとか?
エネルギー供給面から言えば岳温泉近辺でも太陽光発電が始まります。こちらは同級生の酪農家が牛舎の屋根に発電パネルを上げるやり方です。岳温泉周辺の牧草地帯は放射能汚染が極めて低い地域であっても大事を取ってこの2年間は牧草を牛に与えず、アメリカ輸入の配合飼料か北海道などから取り寄せた牧草で乳牛を育てることをしており、このような状態から一歩付け出すため酪農家として決断し、太陽光発電で売電する事業に踏み切ったようです。本宮市でも太陽光発電を旧ゴルフ場跡地利用にて開始されるらしく、闇夜に一筋の光明が見え始めたとでも言えるかもしれません。それでもエネルギー開発の先にある産業政策などのビジョンがまだ見えず、明日に向かって進む気持ちになれないでいるのが今の福島県人かもしれません。
国のアベノミックスは今のところうまくいっているようで、円安、株高のまま今日で就任100日だとか。東京ディズニーランドも開業30周年キャンペーンを来年の3月20日まで展開するのは明るい話題で楽しみです。ディズニーランド開業の1年前がニコニコ共和国独立宣言だったので懐かしくも思います。アベノミクスにあやかってアベノミックスパンとアベノミックスサンドを売り出した金沢市の老舗パン屋が大当たりしているそうですが、福島県にもアベさんがいっぱいいるので二番煎じでもアベノミックスビールとかアベノミックスカマボコとかをやる人が出てくると元気がよくなると思うのですが?ニコニコ共和国のようなノリで!?!?
宿六にとっては原発風評被害の早期払しょくが大きな課題です。『八重の桜』、『塚原卜傳』そして『北の英雄アテルイ伝』など東日本各地に関わりのあるドラマをNHKが大きな仕掛けで放映して下さっているので、旅心に火が点き、東北への旅が多くなればしめたものです。
早いお知らせですが、5月5日のNHK大河ドラマ『八重の桜』に八重と川崎尚之助が二本松に木村銃太郎(二本松少年隊隊長)と成田才二郎(少年隊士)を訪ねるシーンがあるそうです。是非、見てください。
写真はアカヤシオ(ツツジ科)。霧が晴れた時の鮮やかな色は感動ものです。ツツジ科の植物が狭い範囲で垂直分布しているのが安達太良山の特徴です。はやく靄が晴れて欲しく載せました。
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