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安達太良自慢とアイヌ語説
1週間前のヤマレコ人気投票で安達太良山は4位の位置でした。この時の順位は@高尾山(599m)A谷川岳(1977)B穂高岳(3190)C安達太良山(1700)D塔ノ岳(1491)E城山(670)F栗駒山(1627)G白山(2702)H槍ヶ岳(3180)I唐松岳(2696)であり、1位高尾山が全期間を通じてトップなのには脱帽ですが、並み居る競合の穂高岳、槍ヶ岳の3000mクラスの山に交じって安達太良山の人気ぶりには驚きました。夏秋4位は自慢したくなります。今日、ランキングは7位ですので紅葉の時期が終わりに近づいたので仕方ない気も致します。全期間を通じての人気トップは不動の高尾山ですが安達太良山は40番に位置します。谷川岳が16位、白山19位、槍ヶ岳が24位、北岳32位、穂高岳33位、白馬38位、甲斐駒39位ですのでそれぞれの山は個性がありランキングはあくまでも指標ですが我がふるさとの山が人気の山であるの事は気持ちがいいものです。
 自慢ついでに、安達太良山のネーミングの話。安達太良の語源論争にはアイヌ語説、たたら説、安達郡で一番高い山説など色々ありますが古くから親しみのある山として人気のある山だからでしょう。安達太良山は万葉集で歌われた最北の山でもあります。
   陸奥之吾田多良真弓着絃而引者香人之吾乎事将成
   安太多良乃禰爾布須思之能安里都都毛安礼波伊多牟禰度奈佐利曽禰
   美知乃能安太多良末由美波自伎於伎西良思馬伎那婆都良波可馬可毛
万葉集4500首の中で陸奥を詠んだ歌は13首、そのうちの3首が安達太良を読んでおり、古代都人の憧れの地であり歌枕に登場します。さらに真弓が枕詞として付きます。この真弓が安達太良の枕詞として登場するのは万葉集の編纂までで、それ以降の和歌集には2首を除いて安達太良は登場しなくなります。変わって安達の真弓、安達野の真弓として登場するだけになります。安達太良(ADATARA)が使われなく安達(ADACHI)になったのは、元明天皇による風土記選上の際に発せられた好字令(713年・和同6年)が726年(神亀3年)の民部省口宣で陸奥まで徹底され国郡郷名が二文字に徹底され安太多良が安達に替わったことによるものでしょう。
その180年後に安積郡が分割され安達郡が誕生(906年・延喜6)します。さて本題の安達太良=ADATARAアイヌ語説の証明。アイヌ語でa=私の、われわれの。Dataはアイヌ語のtotto=「母親、おっぱい」が変化したもの。ra=翼、低い所。繋げるとADATARA=「われらが母なる地」となりますが如何でしょうか。ちなみにアイヌ語のa-kotaniは「我らが村」です。言語学からのアイヌ語説は次回以降に譲ります。私たちは安達太良山を乳首山と読んでおりアイヌ語説に信憑性大ありです。写真は安達太良渓谷自然遊歩道です、まさに日本の秋のベストサイトだと思いませんか。