やっちゃんのあぐだもぐだ
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2015/10 の記事一覧
二本松・本宮・大玉からマチュピチュへ
  秋の二本松は色んなことが集中します。特に今年は平成の合併後、新二本松誕生10周年記念でイベント目白押しです。それに安達太良山の紅葉が加わり、阿武隈川沿いの里山から標高差1500m位が時期をずらした『紅葉まつり』となります。
  標高1700mの安達太良山頂付近の紅葉は秋分の日を過ぎる頃から始まり、ロープウェイを登った薬師岳山頂(標高1350m)から見る紅葉の絶景は十月上旬が見ごろ、十月中旬はスキー場付近(標高1350mから950m)に下り、奥岳自然遊歩道のある烏川沿いと湯川渓谷沿いが錦を織りなす素晴らしい景色になります。中旬から下旬にかけては岳温泉周辺(標高600m〜500m)が見ごろとなり、この頃から二本松城こと霞ヶ城公園(天守台標高は345m)の紅葉が見ごろを迎えます。城山公園には樹齢400年を超える紅葉があり、笠松や枝ぶりのいい松の石垣との調和は見事です。提灯まつり(10月4日〜6日)は秋の行楽シーズンの幕開けを告げ、続いて菊人形展(10月10日〜11月23日)が始まります。二本松城天守台には10月12日にいきなり一夜城が出現し、一週間で消えましたが話題を呼びました。
今年は菊人形と同じ期間、大山忠作美術館にて『椿』名作展が開催され、桃山時代の狩野山楽《椿梅図》、北大路魯山人《色絵椿文鉢》、尾形光琳《椿図蒔絵硯箱》から現代日本画の巨匠による作品が一堂に会しています。大きな美術館ではありませんが、これだけの作家の作品が時を越えて展示され、作風の違いを鑑賞するのも秋の日の過ごしかたの一つだと思いますので是非お勧めです。
  久保丁御門にある歴史資料館では市指定重要文化財展が開かれており、通常は門外不出の仏像や丹羽家代々の肖像画が出展されています。特異なのは算額絵馬が展示されており、二本松藩がいかに和算学に力を入れていたかを垣間見ることが出来ます。ちなみに、全国的に現存する算額絵馬の一番多い県は福島県です。流派は最上流(さいじょう流)といい、藩校敬学館教授の渡辺東岳は和算学の権威で土湯温泉出身です。岳温泉の引き湯設計に携わったと言われています。二本松の和算学となると磯村文蔵吉徳、菩提寺は善性寺であり前述の仏像はこのお寺の所蔵で、運慶の弟子の作であると言われています。
  今の二本松市は10年前の合併で、安達町、東和町、岩代町が一緒になり誕生しました。合併前は旧二本松市を含む7市町村で安達地方と言われており、この安達地方は二本松市、本宮市、大玉村の2市1村が構成自治体です。観光事業などの連携も多く強い絆で結ばれていますが、特異な村が大玉村です。ここ10日間位の報道でお気づきでしょうが、アンデスの空中都市マチュピチュ村が世界で初めて友好都市条約を結んだ村です。岳温泉とも大いに関係がありますので一言。写真は友好都市締結の大玉村訪問団とインカ帝国のムラオサ達のワンショットをFacebookから無断でお借りしました。マチュピチュへは行ってみたいですね。安達地方全体で皆様のお越しをお待ちいたします。