やっちゃんのあぐだもぐだ
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2013/10 の記事一覧
五星山に会いに来ませんか?
安達太良山東側の二本松は秋のシーズン真っ盛り。安達太良山のてっぺんからお城山まで、色取が大変豊かになっています。例年の豊富さに加え、さらに今年は五星山展が開催されさらに色取を添えております。二本松の秋は自然の彩はもちろんですが文化的な彩も豊富になり祭状態が長く続きます。
この辺りの紅葉前線は等高線に沿って標高差300〜400m単位で下りてきます。この現象に気づいたのは10月26日に猪苗代に行ったときです。猪苗代湖の湖面の高さと岳温泉の鏡が池の湖面の高さはほぼ同じで標高500m前後です。その日猪苗代の町から天狗角力取山(1360m)を見ると、平地から200m(標高750m)位上がったところから上部が黄色い帯にになって頂上付近まで行っているのです。上空と平地の気温の差がはっきりする地形ならではの景色でしょうが面白いものです。安達太良山東南側の9月末は標高1600mより上部、10月上旬は同1600m〜1200m、10月中旬は1300m〜900m、10月下旬は900mから500m、そして11月上旬は600m〜200m、中旬は300m以下で木枯らしが舞い降りて冬枯れの野に変身します。
紅葉の色の豊富さは、福島県が一番と自負します。緯度が日本列島南北のちょうど真ん中だからでしょう。日本列島で確認される野鳥は平均550種、福島県だけが600種確認されるとのことです。ちなみに世界の鳥の数は9800種と言われています。野鳥が一番多く飛来する福島県は植生の多様性が一番だからです。その中でも特に安達太良山は東西南北の気候のぶつかるところにあり、標高差1700m位の標高差が発色状態に微妙な違いを呈するのかもしれません。
さて、このような秋、二本松の大山忠作美術館にて五星山展なる美術展が開かれており、空前絶後の入込を記録しております。文化勲章受章者の日本画の巨匠五人(故人)の作品が一堂に会する展覧会です。日本で初めての開催、もちろん世界でも初めてです。大山忠作画伯が二本松出身であり、お嬢様の発案で5人の文化勲章受章の遺族の方々に声をかけて、福島県の心の復興のためにと実現したものです。五人の方々は、東山魁夷、高山辰夫、平山郁夫、加山又造、そして大山忠作です。美術館では5人の名作がずらり競演しており圧巻です。大山忠作画伯のお嬢様で女優の一色采子さんが作品の説明をされる様子には、こんな空間が二本松にあったのかと不思議な感覚になります。
写真は、開設日に撮らせていただいたものです。高山辰夫画伯の作品です。オープン日には画伯のお嬢様にもお目にかかれました。この絵のモデルになった方です。
お城山の紅葉も見頃、菊人形も見頃の中、11月17日まで五星山展が開かれます。これを見逃すと、巨匠5人が一堂に会するチャンスはめぐって来ないと思います。是非、五星山展を見にお出でください。