やっちゃんのあぐだもぐだ
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『はやぶさ』の快挙は天地明察
  『人工衛星 官民で輸出』の日経新聞トップ見出しに思わず拍手を送ってしまいました。7年ぶりに地球帰還を果たした『はやぶさ』の快挙のお陰でしょう。ついこの間までは政府事業仕分けの対象になり『はやぶさ』の後継機開発が中止となっていたところを、無事帰還で一気にプロジェクトが復活する勢い、さらに大隅半島内之浦と種子島の両宇宙基地からも打ち上げ時期を限定せずに行えるようになったとの報道には「してやったり」の感があります。
たった23センチのペンシルロケットの延長線上にあるM−X型(ミュー5型)で打ち上げられ小惑星『イトカワ』に着陸し離陸、往復60億キロを旅した世界初の快挙には思わず身震いし、JAXAの「はやぶさ」プロジェクトマネージャーの川口淳一郎氏らに思わず拍手喝采です。
このところ、私の脳みそは理系に偏っています。理由は本屋大賞第一位の『天地明察』にハマッテしまい主人公の渋川春海よろしく、算学絵馬を見に渋谷の金王八幡宮に参拝したり、三鷹にある国立天文台へも出かけ天地明察展をのぞいたりしているからです。また、改暦の進言をした会津藩主保科正之公の眠る土津神社(猪苗代)へ詣で、さらに足を伸ばして会津日進館の天文台と現存する本物の日進館天文台にも登ってみたりしています。
  私の年代は糸川博士のロケットと共に育った世代だから、小惑星まで行って戻ってきた『はやぶさ』の快挙には涙が出る思いです。往復60億キロを無事帰還できたのは、システムにブラックボックスがないプロジェクトだったからに違いありません。色んなトラブルを地上から片道17分もかけて操作し解決するという神業はまさに『天地明察』と言えます。『はやぶさ』は純日本プロジェクトの成功であり、和算学から大和暦による改暦事業に至った『天地明察』の内容となんとなくダブる気がし勝手に結び付けています。
写真は金王八幡宮の算学絵馬です。是非、参拝をお勧めします。歴史小説『天地明察』22ページの設問「3:4:5の直角三角形に内接する二つの同円の直径」の解答を未だにひねり出せない私ですが、二本松藩磯村吉徳の設計した二合田用水のほとりを歩きながら近々回答を導き出したいと思っています。