やっちゃんのあぐだもぐだ
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山並とスキー場の一考察
 毎年のことですが、冬になるとCS放送スポーツチャンネルのワールドカップスキーを録画することが私の日課に追加されます。お陰でヨーロッパアルプスの名だたるスキー場の山並みと地形まで頭にインプットされ、行った事のないスキー場でもガイドできます。ホントです!特に冬季オリンピックの年は年甲斐も無くソワソワし雪山に呼ばれているような気分になります。
 先日はソワソワ気分のついでに白馬までインカレ観戦に行って来ました。3000m級の山並をバックにしたスキー場の景色は、福島県人の私にとっては圧巻です。ついでにバンクーバーまで行ってみたい気持ちになっています。白馬のスキー場標高差は最大1100m。スキー選手がたくさん輩出する風土は何と言っても地形と積雪量から来るのでしょうね。
 一方、福島県の山並はやさしくスキー場の標高差も600m位が限度です。特に安達太良山はやさしい山並であり古くから多くの人に愛されてきた山であり、万葉集には三首も詠まれており古代のロマンを感じる事ができるところです。
  安達太良の嶺に伏す鹿猪のありつつも吾は至らむ寝処な去りそね
  陸奥の安達太良真弓はじき置きて 反らしめきなば弦はかめかも
  陸奥の安達太良真弓弦はけて引かばか人の我を言なさむ
 地元では乳首山の愛称で親しまれているのが安達太良山であり、スキー場基部は標高1000m程度です。ちなみに万葉集に歌われた山の名称がスキー場名にも使われているのは他には富士山くらいでしょうか。
 こんな素晴らしいところに生まれ育ったので、旅館の宴会場天井まで山並みの特徴を表現したく安達太良山の稜線の角度にしています。宴会場廊下の壁面デザインは、安達太良から阿武隈へ山並みが連なり、福島の阿武隈川沿いへと続き信夫文知摺(古今集・小倉百人一首)の日本画(荻生天泉作)に接する事ができます。
 山並みがやさしいだけに、スキー技術をやさしく習得するにはちょうどいいのが安達太良高原スキー場だと自負いたします。スキー場にて古代ロマンを感じるのもお勧めです。 
 写真は安達太良山の稜線を表した宴会場『安達太良』の天井です。見にいらっしゃいませんか?