やっちゃんのあぐだもぐだ
過去の記事
2006/12 の記事一覧
天翔ける風の光に
『天翔ける風の光に』は岳温泉復興100周年記念誌のタイトルになりました。出典は安達太良小学校校歌のイントロからです。今年1年間の復興100周年行事も、一連の行事を終えほっとしております。特に記念誌編集委員会の努力で素晴らしい記念誌が完成し、岳温泉独自の観光地作りの歴史を垣間見ることができます。明治39年に始まった現岳温泉が冬期オフシーズンの解消の為スキー場を開設したことと、引き湯技術が進化し松ノ木をくり貫く技術が8kmもの引き湯の温度低下を防ぎスキー場開設と相俟って集客効果を上げることにつながった事実は90周年の時には見えてこなかった視点です。昭和29年のスキーリフト完成により冬の期間のさらなる底上げにつながり、同じ時期に始まった二本松菊人形や岳温泉仮想盆踊り大会も年間の入りこみの安定化につながってきたこと、東北道や新幹線の開通効果がニコニコ共和国という観光地戦略を成功させた要因にもなり、岳温泉に増改築ブームを呼び、バブルがはじけ、さらに生ごみのリサイクル事業がウォーキングと結びつき、現在に至ることなど岳温泉一大絵巻400ページは圧巻です。また、巻頭のあいさつ文に鈴木泰二さんがヴィレッジ880構想に触れ、木村光泰さんの温泉神社2つの祠(ほこら)の論文などもあり大変面白い書物でもあります。
さて、今年もスキーシーズンがやってきました。でも、暖冬傾向にさらに拍車がかかったような今年の気候は心配の種です。今年のあだたら高原スキー場は12月7日にオープンし順調なシーズン滑り出しに見えたものの(写真はその時の初すべりのS氏)このところの暖かさでせっかく作った雪も溶け出してしまい、寒波の再来が待たれるところです。天を仰いでスキー場に雪を乞うのは今に始まったことではなく、岳温泉に初めてスキー場を開設した昭和4年12月の状況も同じようにやきもきしたことが祖父の書いた『岳に生きて』なる本に出ています。スキー場を開設する思いが実を結び、国有林を約1000m切り開き、休憩所も新築した11月中旬は大雪に見舞われたもののスキー場オープン予定の12月25日の開場式が近づくにつれ、ほとんど雪が消えてしまい神仏への願いが通じたのか12月24日クリスマスイブには30センチの積雪を見たことか書かれています。私にも77年前からの思いが遺伝子に組み込まれているようですが、そろそろ本格的な降雪を神頼みをしたい気持ちです。
 正しい歴史観を持つことが正しい未来を切り開くことであると念じながらこれからも観光地作りにまい進したいと思います。是非、適切なアドバイスをお願いいたします。
100周年と、これからの100年
今年1年間は岳温泉復興100周年の年として色んな行事を無事完了することができました。1月から色々な行事に復興100周年の冠を被せて、昨年までとは少し違った味を出せたかなと勝手に思っています。スキー大会から始まり、女将と遊ぶ雛祭り『安達太良万遊博』、ウォーキング大会関連では4月から100日で100kmを歩こうキャンペーン、6月のオリエンテーリング大会も全部冠付きでした。さらに、ウォーキング関連では6月と9月にノルディックウォーキングの講習会、そして、9月9,10日の第2回岳温泉あだたらツーデイウォークも2回目とあって万事無難に開催できました。また7月にはガウダーさんの3度目の講習会が行なわれ、『歩く岳で健康』のキャッチフレーズが頭にこびり付いたままです。ニコニコ共和国は25回目のサマーフェスティバルに思い切って日本国統合、新たな時代の観光地づくりのための重石を取り除くことができました。10月29日のハロウィーンは残念ながら不在で見学することができなかったけど、旅館や商店の女将さん方が魔女の格好をして大変な盛り上がったとか、後で写真を拝見しビックリしました。11月23日で第52回の菊人形も終了、今年は17万3500人だったそうでなかなか厳しい要りこみ人数であり、時代の変化はヒタヒタと伝統のイベントにも押し寄せていると思わざるを得ません。11月28日には100周年の集大成としての祝賀会が行なわれ多くの方にお集まりいただき、引き湯小屋のご披露や、4百数十ページの記念誌もご披露することができ100年の区切りができたことに大変満足しております。これから100年先を見越した温泉場作りは新しい時代の新しい感覚でやらなければならないと思います。そんな意味では、10月にガウダーさんのお誘でドイツに行けたことは最高の収穫になりました。特に、最後に立ち寄ったウィースバーデンのエコ農園ホテルの取組みは、これからの岳温泉の進むべき方向に大きな示唆を与えてくれたように思います。野菜、乳製品、ソーセージ類、パン、ワイン、コーラやジュース、羊毛商品までが全部7年以上の有機基準を満たした商品でした。朝早くから、宿泊以外の買い物客が有機商品マーケットに押し寄せる様は、岳温泉の生ゴミリサイクルから始まった取組みの方向性が間違ってないことの証です。写真はエコ農園。もう一度ゆっくり泊まってみたいホテルでした。