やっちゃんのあぐだもぐだ
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2005/08 の記事一覧
実話『コスモ紙幣は御守』
 Mr.ISERIは、シアトルに来ると必ず馴染みのスタンドバーに立ち寄る。
オーナーとは友達付き合いになって久しく、ちょうどいい時に来たといわんばかりに
「久し振りだねー、Mr.ISERI。おもしろい紙幣を持っている人が居るから紹介するよ」と、入ってきたばかりのMr.ISERIへ、人懐っこい感じのA氏を紹介した。
「始めまして、Aです、よろしく。実は、この紙幣を持っていると、人との出会いがいいんです。色んな出会いがあるし、商売もうまく行くのでお守りに財布に入れているんです!」とA氏はMr.ISERIにドル紙幣そっくりのお金を見せた。
「エーッ!!こ、これはニコニコ共和国の紙幣でしょう。僕はこれを作っている友人を知ってますよ」とMr.ISERIは自分が学生時代に夏合宿で来ていた岳温泉のことを話した。
「アメリカンフットボール部の夏合宿はいつも彼の旅館でしたので、知ってるなんてもんじゃありませんよ…シアトルでこの紙幣が縁でお話ができるのもコスモ紙幣のご利益ですね?」……

 この話は実話です。私の弟である智夫が、早大米式蹴球部の先輩であるMr.ISERIこと井芹さんに聞いた大変有難いお話です。A氏は岳温泉には来たことも無く、ある友人からもらったコスモ紙幣を大事に財布に入れているそうです。ちなみに、この紙幣は1982年7月から24年間も発行され続けています。ドル紙幣とそっくりのデザインですが、1ドル紙幣のアメリカ初代大統領ジョージ・ワシントンの肖像部分に、ニコニコ共和国大統領初代大統領シロー・キムラの肖像が入ってます。ちなみに紙幣は100コスモ(=日本円100円)のみ、単位コスモの意味は秩序とか宇宙の意味ですがコスモスをニコニコ共和国の国花にしたからです。最近では地域通貨が経済活性化の一つの道具として着目されているようですが、『素晴らしい出会いを約束するコスモ紙幣』の効用はそれ以上ですね?きっと……
二本松藩とカンプラ
 7月29日は二本松城落城の日です。28日は霞が城にて二本松少年隊顕彰祭、29日には大隣寺にて墓前祭が行われ、戊辰戦争で若くして散った少年隊士の霊を毎年弔います。私はこの日には必ず馳せ参じ、霞が城をバックに演じる剣舞、居合などを観させていただきながら戊辰戦争の時代を偲ぶことにしています。
 さて、我が愛する二本松藩の秘話の一つをご披露します。カンプラの話です。異論、反論、新説など是非ご連絡ください。
 カンプラが二本松藩独特のジャガイモの名称だった奇説?(石川、岩瀬、磐城の一部でも使われて福島、伊達郡は使われていません)。一般的にジャガイモは伝わってきたところの名称が使われています。会津では天明の飢饉のとき栽培が奨励されキシイモ(九州)、シナイモ(支那)、ジャガタライモ(ジャワ)といわれ、小名浜地方ではセイダイモ(甲府経由で中井清太夫という代官が移入)と言われているようです。さて、二本松藩固有名称説の根拠は?二本松藩制時代の農作物のリストには米、大豆、小豆などは載っていますが一言もイモに関することは出てきません。ただし、1790年(寛政2)に、藩が馬鈴薯の種を買い入れ(杉田安斎家文書)、救荒作物として作付け奨励しても、年貢作物優先の立場から、不徹底の政策だった記録が最近見つかりました。会津藩では公式に飢饉用作物として奨励された記録があり、おかしいと思いませんか?さて、二本松藩には蘭学に関する学者が多いこと、小此木家、劉家、宇多家などなどです。文政七年(1824)の岳山変事の時の救出には小此木天然などの大救出作戦の記録があります。さて、ここから推測ですが小此木天然の祖父や劉氏(蘭学通詞)の二本松初代が入府初期(丹羽様の二本松入府は1643年。棚倉、白河、二本松と移封された)の頃から長崎のオランダ屋敷とは懇意で幕府に内緒にジャガイモの種を持ち帰って藩領内各地に植えていたと言う推理はいかがなものでしょうか。
 ちなみに、オランダ語ではアールド・アップル(土のりんごの意味)であり、オランダ人が出島に植えていたのを内緒で持ち帰れるだけの藩士がいたのではと推察します。
 素晴らしいことですね。天明、天保大飢饉の時に余り悲惨な話が二本松に無いのはカンプラのせいかもしれません。ちなみにカンプラの発音はアップルがアップラになりカンプラと訛ったと解釈されているようです。
 二本松周辺ではカンプラ野郎というと悪い言葉になりますが、幕府のご禁制食物だったからでしょうか?石川地方では、「お茶食べらっせ」と意味は「カンプラ食べていきな」の意味だそうです。こちらも隠語ニ聞こえます。
 このカンプラを何とか二本松藩の売り物にしてみたいものです。カンプラチップ・カンプラバター・カンプラポタージュ・カンプラコロッケなどいかがでしょうか。
 『あぐだもぐだ』が1カ月ほど空いてしまいましたが、頭がカンプラでいっぱいだったせいです。繰り返しますが、是非、異論、反論、新説、珍説をお待ちいたします。