やっちゃんのあぐだもぐだ
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2005/05 の記事一覧
安達太良山の『友と雪』
 5月15日は第51回安達太良山開き、今年は例年になく残雪が多く、積り方が少し違っているよう感じます。今日17日は温泉神社の春季例大祭、神仏合祀なので春は薬師如来がご本尊、ご開帳の年、5年に一度にお目にかかれ、恒例の献湯式も執り行われました。春祭りが終わると一気に緑が濃くなり安達太良山も夏に向います。
 今年から始まったウェルヘルスウォーキングの月例大会が6月4日(土)、オリエンテーリング大会が6月12日(日)、今年からウォーキングマイレージも適用になります。6月末からは源氏、平家、姫蛍と自然のまんまのホタルが飛び交い、シャクナゲ、サラサドウダン、イヌツゲなどの高山植物の開花時期が重なります。
 安達太良高原に生を受け、無事に日々を送れ、自分のステージがこんな自然の宝庫であることに特に最近は幸福感に浸ってます。思い出をたどると、ズーッと昔から自分の周りの安達太良山東南斜面は格好のテーマパークでした。夕日が丘展望台の東斜面はターザンごっこのアドベンチャーランド、蔦を使って木から木へ飛び移る冒険の場でもありました。手を滑らせ落下し落ち葉のクッションに助けられ命拾いしたこともあります。矢筈が森は、我が心のマッターホルンであり、頂上直下から続く振り子沢雪渓は山スキーの格好のバーンです。今年の山開きは例年に比べ残雪が多く、大雪渓は思わず滑りたくなるような絶好のコンディションでした。
 いい思い出ばかりではありません。高校2年の昭和39年12月6日、同級生の大内幟君がスキー練習中に岩に激突し大怪我し、4週間後に息を引き取った本当につらい思い出もあります。この時のショックはズーッと尾を引きました。翌年の夏に当時のアルペン隊仲間が建てた碑が写真の『友と雪』の慰霊碑です。峰の辻から下った篭山への登り斜面が事故現場なので、山に上る都度、ビールやウィスキーを慰霊碑に懸けてやります。当時は高校生だけで雪を求めて練習していたので危険を予知できなかった、本当につらい思い出です。
 山開きの安全祈願祭が終了し、安達太良山もいよいよ夏山の本格的シーズンに入ります。思い出がたくさん詰まった我が裏山に今年も是非お出かけください。
旅の動機づけ
 春うらら、岳温泉の遅い春もソメイヨシノは28日が満開。29日はあいにくの狐の嫁入り風な天気雨、風が強くても浮かれるような日でした。冬の豪雪を一気に飛び越すように各地では夏日、無理してでも旅に出たくなる気候です。でも、連休前からの連日の事故の報道はどんなに注意をしても魔が差す瞬間があるから、一人ひとりが細心の注意をはらい事故に遭わないようにと願っています。
 29日、霞が城址から第7回平成・奥の細道ウォーク(日本ウォーキング協会主催)が出発しました。今回の行程は連休前半の3日間で宮城県は大河原まで行き着くコース、1日目は約900人の今芭蕉が福島までの23kmを歩きました。そもそもこの平成・奥の細道ウォークなるものは何かと言うと、(財)日本ウォーキング協会が主催するシリーズウォーキングの一つであり、1969年の東海道自然歩道探査隊から始まる10番目のシリーズウォーキングだそうです。過去には平成の伊能忠敬・ニッポンを歩こう!(1999.1.25〜2001.1.1)等があり延17万人ものウォーカーが参加して行われています。単純に歩くことですので誰でも参加できる気軽さからか、霞が城の千人溜に隣接した駐車場に1000人近くのウォーカーが幟を立て全国各地から集まって来るのは驚きでした。松尾芭蕉隊、西行隊、高村光太郎隊、正岡子規隊、高浜虚子隊、小林一茶隊、良寛隊などなど23本の幟は楽しく圧巻でした。ちなみにこの平成・奥の細道なるウォーキングイベントは2003年4月から始まり2013年まで10年かけて踏破する計画です。芭蕉の奥の細道には二本松のくだりが『黒塚の岩屋一見し福島に宿ると』あるだけ、二本松には泊まらなかったようで、今回も泊まりは福島、二本松は商売が昔から上手ではないと断言できます。せっかく1000人も集まるのだから、何らかのPRをするいいチャンスなの、ただ出発式に市長の挨拶だけでもったいなく感じました。ちなみに岳温泉観光協会からは9月の第1回温泉・健康ウォーキングリーグのPRを兼ね、始まったばかりのウェルヘルスウォーキングのチラシを配ってきました。ウォーキング協会の方々と知り合ってから、彼ら歩きの仕掛人達が日本国中の道々に意味を持たせ、全国津々浦々にウォーカーを溢れさせていく手法に感心致します。旅に出るのは何らかの動機付けが必要。芭蕉や伊能忠敬が単なる地図に意味を持たせる現象は人間だけのなせるワザ。我が二本松にも大いに意味を持たせ観光客が溢れる地域にしたいものです。
 団塊の世代があと3年で定年退職。2008年頃には鮨詰め学級出身で酒を酌み交わすことが大好きな輩が学生運動の如くどっとウォーキングに繰り出すことも想定し今から対策を練るつもりです。動機づけと受け皿作りの両面から………。