やっちゃんのあぐだもぐだ
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2005/02 の記事一覧
他県の石・隣県の芝生
 このところ山形県に行く機会が多く、先日は一日で雪の全山形県を走破しました。訪問先は旅行代理店ですが、天童を皮切りに、山形市から雪の月山新道を通り、酒田、鶴岡、そして再び、月山新道から上ノ山、赤湯、最後の目的地米沢へは閉店間際に飛び込みセーフ…とこんな調子。雪の山形は除雪がよく、高速道路で主要都市が結ばれている為にできた芸当ですが、またまた大変な魅力を感じて帰宅しました。一日で全山形を走破するためには、昼食は高速道のサービスエリアの食券自販機でカレーうどんのチケットを買い時間短縮。そこでカウンターに整然と並ぶ半月盆に気づき「あれ、ここは違うぞ?」と思い食券を出したところ、食堂のおばさんに「番号をお呼びしますから、お席でお待ちください」と親切に声かけられ、数分後に食べたカレーうどんがこれまた絶品、山形の好感度が、急上昇しました。さらにチラッと見た売店の品揃えや観光パンフレットラックにも感心させられた昼食タイムでした。このサービスエリアに立ち寄る時に、変な看板に気がつき、「ああ、ここも福島の松川サービスエリアのETC車専用出入り口と同じ発想か」と思いながら、少し文章のニュアンスがおかしいので、撮った写真が『寒河江SA仮出入口社会実験場中です』の大看板です。刑務所からの仮出所とも喜んで誤読し、思わず山形流ユーモアだと解釈しました。また、月山新道料金所の方がすごく親切な口調で、5,6メートルもある雪の壁の道を越える不安を消してくれるような温かさをも感じました。
 東京から乗り継ぎ無しで走る山形新幹線は、鉄道広軌を従来の車両巾で走りますが、誰が発想し実現させたのでしょう。この発想がスイッチバックのある秋田新幹線に受け継がれ、東北観光の魅力創造に大きく寄与しているよう思われます。ついでに、磐越西線を広軌にして郡山から新潟までを会津新幹線にし、さらに郡山と福島間を広軌と狭軌の三本線路でつなぎ、山形新幹線が二本松で停まるのはいいアイデアだと思いませんか?ちなみにこのアイデアは、84歳になる、わが親父の、小言に紛れたアイデアです。一度、郡山基点の山形新幹線の経済効果をシュミレーションし、観光の二本松が脚光を浴びるように仕掛けてみたいものです。
 福島県を観光面から活性化するアイデアは、最近の山形にゴロゴロ転がっていると感じるこの頃です。つぎは、ETCを搭載し社会実験中の仮出所口から出てみたい気がします。どんな驚きが隠されているか楽しみです。隣の芝生は良く見えるのでしょうか?!
報告・第1回陽日の郷俳句会
 第1回俳句勉強会のご報告を致します。2月2、3日に陽日の郷あづま館初主催の俳句勉強会を開催しました。毎月の俳句を選んで戴いている磯直道先生(くさくき社主宰)にお願いし、都合をつけていただき開催することができました。東京水産大学での教鞭の合間を無理にお願いしたので、厳寒のこの時期になってしまいました。ちょうどこの日の気圧配置は強い西高東低、日本国中が大雪に見舞われた時ですが、そんな天候にもめげず、今芭蕉の皆様各地からお集まりいただくことができました。
 初日午後の勉強会は、磯先生の講義から始まりました。『我々の目指すところ』と言う題で、色々なタイプの俳句があること、5音7音5音のこと、季語がある句とない句があること、有季定型のタイプのに入ること、くさくき社の成り立ち、磯先生の師の宇田零雨先生は「頂上を極めればどのタイプの俳句でも優れた作品になる」と言われたこと、「切れ字」(「や」とか「かな」)を重要視していること等々でした。俳句勉強会に集まった皆さんはほとんどが俳句に応募され入選の方々であり、磯先生とは初対面のはず。でも、まるで旧知の仲のような雰囲気の句会になり、同好の士の集まりの不思議さをも感じました。先生の講義の後、宿題2句の互選を行い、最後に磯先生の選となり優れた作品には先生の短冊と色紙が贈られました。
 ―初鶏に 平和の祈り 託しけりー直道
 夜の宴会も大いに盛り上がり、主催者側としてはほっと胸を撫で下ろすことができた初日でした
 2日目は前日の宿題『触目吟』の2句提出。触目吟とは自宅を出発してから実際に目に触れたことを俳句にする宿題です。私も急遽、空っぽの頭から無理やり出句しました。朝食後の2日目の勉強会は『連句』のお話。正岡子規が初めて「俳句」と言う単語を使ったことや、落柿社の制札の第一「我家の俳諧にあそぶべし。世の理屈をいふべからず」の例を挙げ「他のやり方をとやかく言うな、自分の信じているやり方でどんどん行こう」というようなお話など歯切れの良い明快な講義をお聞きすることができ、宿題の『触目吟』の互選を行い終了しました。磯先生をはじめ個性豊かな方々ばかりで、初めての句会参加の私にも、すごく勉強になり、参加の皆様が五百羅漢に見えるような錯覚に陥り、私は恥ずかしげもなく「師と羅漢 俳縁愉し 雪見酒」と詠み4票いただきました。ついでに下の句「主(あるじ)微笑む 福は内かな」とご挨拶し失笑を買いました。
 参加の皆様から2回目開催を強く要望され、時期や参加しやすい方法などを考えご案内を出すことをお約束しましたので、次回ご案内には皆様も振るってご参加ください。