やっちゃんのあぐだもぐだ
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ふるさと博物館考
 この『あぐだもぐだ』なるページを本当はもっとコマメに書こうと思っているのですがなかなか書くことができないでいます。ある人は「気軽に書けば毎日できるよ!」とか、「兄貴は構えるから書けないんだ!?!」とか最近はズケズケと言って来る大変ありがたいけど癪に触る輩が周囲におります。それで何かヒントはないものかと小生のパソコンに入って来るメルマガを見ていて気づきました。メルマガ情報の中にはちょっとした気づきでも自分の得意分野から掘り下げるテクニックがあるなと気づいて、今日は『ふるさと博物館考』などを気軽に書きます。
 我がふるさと安達太良山と阿武隈川にはさまれた二本松は本当は自慢できることが沢山あります。それらを披露してみます。
 第一展示場;多様性と密度の濃さが日本一の自然の宝庫
  ⇒北の植生である落葉樹林帯と南の植生の典型である照葉樹林帯が重なる地域が福島県であり日本にいる鳥類550種の内300種がいる県、そのど真ん中に位置するのが安達太良山。岳温泉は標高600m地点にあり垂直分布の600m以下の植生のコナラ、クヌギ、アカマツと600m〜1500mの植生ミズナラ、ブナなどが混在する地域で昆虫も山野草も限られた地域内では多様性日本一か?
 第二展示場;二本松城は時代が重なる石垣博物館
  ⇒二本松城は室町時代から江戸時代までの石積み工法が同じ場所で見られる石垣博物館的城跡。野面積み、穴太積み、江戸期後半の特徴を持つ石垣など時代の特徴を表す石垣は見事です。室町幕府の奥州探題から江戸期まで北をにらむ要所としきっと重要な地点だったのでしょう。
 第三展示場;二本松は高品質の酒どころ
  ⇒二本松の酒造メーカーがそれぞれが特徴あるお酒を造り、平成15年度すべての蔵が全国鑑評会で揃って金賞を受賞。何故お酒が美味しいか。二本松は雨と雷が多く稲妻が空気中の窒素をイオン化させ土中から酒米に養分を吸収しやすくさせるから。そして奥羽山系の軟水と阿武隈山系の硬水が混じるところだから、お酒が美味しいようです。
 第四展示場;縄文時代中期は二本松が日本の中心だった?
  ⇒縄文時代の竪穴住居跡から見つかる複式炉(炉が二つある炉)の分布は日本一。このことから推測すると縄文中期の二本松は日本一発展していたところ。里山も奥山も豊かで採集生活にはもってこいの地形。今もウォーキングやトレッキングには最高の地形だと思います。

 ふるさと博物館の第1回展示会はいかがですか?1から4までの展示はすべて日本一?。気楽に考えたらいい話題が書けました。10月からは二本松の秋。菊人形も始まります。そうそう菊花三色大多輪咲は世界一です。是非ご来場ください。
あったかい宿づくり
 「箱は作れるけど、なかなか心のこもった宿づくりは難しい」とよく言われるます。旅館ほど経営者や支配人の個性が全体の雰囲気に影響する商売はないのではないかと思います。四季折々の催し物開催や館内の装飾にも宿の持つ個性が大いに現われるので飾り方などに特に気をつけなければと思ってます。
 先月、『ふくしまの温泉と文人墨客』(歴史春秋社刊)に当館に関わりのある文人墨客や館内の美術品が数多く紹介されました。我が宿に多くある美術品や俳句などはほとんどがお泊り戴いた記念に書いていただいたもの多く祖父が大事にお付き合いしてきたお客様の思い出の品とも言え、我が社にとっては歴史的財産です。これらの俳句や絵画に付いては私の母が担当(?)し四季折々に季語に合わせて配置換えするような作業をしています。
 また、館内の生花は私の家内と懇意にしているお花の先生が生け全館に配置します。大変な作業ですが、大量のお花はお得意様から譲って戴いているので大変助かります。料理やサービスなどは最も大事な要素ですが、それらを温かく包み雰囲気を作り上げるのは美術品の配置や生花であると思います。四季折々の雰囲気作りは館内のスタッフの持ち味が大いに関係します。これからもあったかい感じの宿づくりにみんなで協力して取り組みたいと思います。秋のシーズンもどうぞ宜しくお願い致します。