やっちゃんのあぐだもぐだ
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アスレジャー イン 岳温泉
  CNNニュースを見ていたらアスレジャーなる言葉が耳に飛び込んできました。私は「明日のレジャー」についての話題と早とちりしましたが、Athlete(運動競技)とLeisure(余暇)の合成語がAthleisureとし判明したので今月の「あぐだもぐだ」に致します。
 アパレル業界では2017年のファッション傾向としてかなりの市場性に期待が膨らんでいるようです。
勝手な解釈ですがアスレジャーの先行事例『山ガールファッション』のお陰か、震災後の原発被災県であっても、健康志向で自然を愛する登山客は増加の一途を辿っています。安達太良山のアスレジャーファッションの昔はチロリアンハットにニッカボッカでした。最近はチェック柄のポケット付き登山用シャツも相変わらず多く、その中で目立つのはSKINSのタイツと袖にカラフルな半ズボンと半袖襟付きジッパー付きシャツが流行の先端みたいです。登山ガイド自らが最高級最先端の登山用品を身につけることが勧められているとか。マンモスやゲジゲジムシマークがトップブランド、時折、メイドイン北欧や南米砂漠の名称ブランドがカッコイイ売れ筋商品に登場し、クラシックスタイルしかしらないオールド登山家は博物館に送られそうな気分になる安達太良山です。
アスレジャーファッションは動きやすい運動着を日常の生活で着こなし生活を豊かにするという志向性からアパレル業界のみならずアスレジャービジネスとしてビッグな市場になることも予測されているようです。
 さて、我が岳温泉のような温泉地ファッションはいかようになるのでしょう。温泉旅館に来れば浴衣に着替えて宴会は定番、夏休みのように家族連れが多い温泉観光地では大人も子供も浴衣に着替えるのですが、最近は大浴場に行く時を除いて浴衣姿に混じってアスレジャーファッションが多くなって来たようにも感じがいたします。
短パンにぴったりしたTシャツはマッチョな体には似合うけど、必要以上に腹が出てお尻の筋肉が落ち太ももが盛り上がらなくなった体型には却って着ない方がいいかもしれません。アスレジャーファッションを着こなすためにトレーニングジムに通い始める人が出てくるのは必須でしょう。ライザップとはこんなことだったのかと今更ながら気づきます。アスレジャーブームは運動習慣やスポーツウェアがビジネスチャンスにつながる現象は今に限った訳ではありませんが温泉リゾート側もアスレジャーファッションが似合う温泉街にならなければと思う、今日この頃です。
写真は岳温泉にて今夏から始ったブランド戦略『ADATARA Activity』の一コマです。ノルディックウォーキングをすると上半身にも適度な筋肉が付き、ウナジがきれいになります。ご自慢のアスレジャーファッションに身を包み、安達太良山の自然に浸ってみませんか。
  お待ちしております。
歩く岳の再構築に挑戦
岳温泉では2004年からウォーキングに取り組み初め今年で13年。『歩く岳(だけ)で健康』のキャッチフレーズを2006年から使い始め何となく岳で『歩くこと』が定着したような気が致します。当初は散歩マップづくりから始め、日本ウォーキング協会の認定コースもでき、福島大学の支援でウォーキング効果の科学的検証がなされ、同時期に岳温泉を中心に33のウォ−キングコースを設定したのが2006年です。だだ『歩くこと』を地域ぐるみで開始したものだから、歩きの理論面でも色んなアプローチがあり現在に至っています。日本ウォーキング協会では色んな道を楽しく歩くことで地球一周4万キロを目標にする指標もあります。同時期に競歩オリンピック金メダリストのH.ガウダー氏の来日もあり福島大学との連携により、パワーウォーキングプログラムによる健康増進法が形となりました。さらにノルディックウォーキングにより、全身筋肉の90%までも活性化する仕組みが作られました。東日本大震災直後からは正しい歩き方と筋力アップの重要性に照準が当り健康寿命の観点から取り組んでおります。
13年間に亘って学んだウォーキング理論の切り口は多少違いますがどの理論も正しい理論です。指導を受けた時期と指導者理論の解釈が人それぞれの解釈になるのは仕方ないことかもしれません。例えばパワーウォーキングですが、こちらは言わば速歩です。通常の歩く速度は時速4km程度、こちらを時速6〜7km程度にするには腕を短距離走のように曲げ早足で歩く形です。最大心拍数を基準に有酸素運動をして心肺能力を高めます。このトレーニングのマニュアルもあり週に3回、40分ずつのトレーニングを続けることにより筋力も上がり健康増進につながります。ノルディックウォーキングはストックを使い全身の筋肉のほぼ90%の活性化につながります。またストックを使い上半身の筋肉も使うことにより通常ウォーキングよりエネルギー消費は20%上昇し、一方下半身にかかる負担は26%減少します。正しい歩き方を加速計でチェックし、筋力増強を効果的に行う方法も取り入れました。
やみくもに距離だけ稼いでしまうのは決して良くはなく、自分の体力に合った距離を歩くことを勧めています。速歩ウォーキングと通常ウォーキングを繰り返すインターバルウォーキングは筋力増強につながります。
岳温泉にはウォーキング理論を学んだインストラクターも待機しておりコースも整備されておりますので、是非お気軽にお声がけください。岳クラブとしてウォーキングの会員になり正しい歩き方を習得する方法もあります。健康寿命を延ばすため皆様も会員になれます。7月下旬からはADATARA Activityとして健康増進につながる歩くことプログラムを販売する予定です。乞うご期待!
中通り地方安達太良山の特性
 インド洋で発生したサイクロンがバングラディッシュに大洪水をもたらし、その雨雲がそのままミャンマー、タイ、ベトナムを越え台湾に近づき、琉球列島に大雨をもたらし、さらに本州の南側にある梅雨前線を刺激し、日本の梅雨になることを、昨日のBBC天気予報を見てこの歳になって初めて気がつきました。フィリピンに近い太平洋で台風が発生し、梅雨前線を刺激するのかと思っていた自分なので、雨雲の動きをベンガル湾から追って東進する映像に見入ってしまいました。
 こんな風につながっている世界でも安達太良山の自然はここだけの特異性を示しているのが不思議です。県花になっているシャクナゲの群生地帯でもありサラサドウダン、イソツツジ、クロマメノキなどのツツジ科の植物が狭い範囲に垂直分布している山でもあります。この冬は2年続きの暖冬が懸念されましたが未だかつて無いほど安達太良山系は長いスキーシーズンでした。桜の満開が岳温泉では4月25日頃であり例年並み、桜前線は福島県中通りでは南へ下ります。これは那須と白河の間の東北道上の一番高いところで標高458mもありこの辺りが温帯でも暖温帯と冷温帯の分かれ目とされ、この分水嶺の南と北で植生の違いが明らかです。関東エリアを北進し標高が少しずつ上がり県境の分岐点を過ぎると、今度は下がり続け福島飯坂IC付近が一番低く標高66m程度そこを過ぎると緩やかに登り国見サービスエリアを過ぎ宮城県境でると標高207m位になります。福島県の桜前線は宮城県境から南進するのがご理解頂けたと思います。
  中通りは日本の歴史上大事な線が走っている地域でもあります。北のはずれの阿津賀志山防塁線もその線の一つです。国見サービスエリアの南側にある阿津賀志山から梁川、霊山にかけて防塁線が築かれており奥州藤原の南の国境ラインであり、ここが鎌倉の源頼朝軍に突破されたことにより公家社会が武士の社会に変わるきっかけとなった日本の歴史上の重要ポイントであると言われております。この4月に阿津賀志の名を取った道の駅がようやくオープンしました。もう一つの歴史上の重要ポイントは何といっても二本松城と会津若松城のラインです。1868年7月29日に二本松城が落ち、9月22日に会津若松城が落ち、武家社会が終焉、近代明治の到来となったのですから大事な歴史上のラインが2本も通っているのが福島県中通りだと言えるのではないでしょうか。地理的特性と歴史的特性の二つが中通に位置するのは福島県の特性でありこれこそが福島県の特徴であると言い切りたいところです。この中心にあるのが安達太良山であり古代からのランドマークだったので万葉集に3首も詠まれておりその証明ではないかと思います。
  安達太良山は変化のある山です。今年は例年よりかなり残雪がありますので雪の下から突然花をつけるイワカガミなどは例年より鮮やかな色です。6月はツツジ科の植物が一斉に咲く季節です。安達太良山にお出かけください。

七春と雪形
今年の春は例年以上に長く続くように感じます。山から吹き下ろす風がいつまで経っても冷たいままです。お陰で春の花が重なり、レンギョウ、ウメ、ソメイヨシノ、コブシ、ミズバショウ、ヤエザクラ、シャクナゲがほぼ同時期に咲きそろいました。滝桜で有名な三春の名称の由来は「梅、桃、桜が同時に咲くので名付けられた」とされていますが、今年の岳温泉は七春の里とでも名付けたくなります。
そうはいっても明後日は「夏も近づく八十八夜…」「野にも山にも若葉が茂る…」はずが、今日の段階で標高520m地点はソメイヨシノが散り始めたばかりですが、間もなく若葉が萌えはじめるでしょう。昨年から『新緑前線』なる四字熟語を定着させたくFace bookに投稿しています。しかし未だに玄関口からの新緑前線『@萌えはじめ』投構できずにおります。昨年は4月29日に『@萌えはじめ』を出しましたが、今年は4日位遅れの八十八夜くらいになるかもしれません。新緑前線はサクラ前線よりも発令が難しく、日中の太陽の照り具合によって急激に「萌えはじめ」たり「若葉まぶしい」状態になり「緑ふかまる」になるようです。冷温帯に属する東北地方の植生の豊かさが、萌えるような若葉の饗宴を現出させてくれるようです。ブナ、ボダイジュ、カエデ類、ナラ類などの落葉樹林が特徴であり、新緑の時期、紅葉の時期は特に他の気候帯よりも発色状況にかなりの多様性が出るのだと理解しています。
感覚の鋭い画家の目で見れば色の多様性は一目瞭然のようです。私の知っている画家の風景画は色彩感覚が鋭く、中間色の多さと使い方のうまさには驚きます。一方、ハワイなどで絵画を鑑賞するとすべての絵は強烈な原色を使ったいわゆるトロピカル風になるようです。以前に香港出身の有名人が描いた日本家屋と黒松の庭園の絵を鑑賞したときに感じたことですが、色の使い方がトロピカル風であったのには驚きでした。生まれ育った場所の違いが色彩感覚の違いになるのでは思うのは私だけでは無いと思いますがいかがでしょう。高村智恵子にまつわる話として、智恵子の色彩感覚は非常に鋭く、自分の油絵具がパレットの上で思った色合いに調合できなかったことが、実家の造酒屋の倒産と重なり、睡眠薬を煽った原因と言われております。まさに実家のある油井八軒からの風景は安達太良山の遠景近景の重なりと春の萌えるような色の重なり具合は二本松ならではであり、鋭い感覚が醸成された原風景であると考えます。
写真は今日の安達太良山です。岳下には山頂直下の雪型は『駒形』『鮒形』『千鳥形』と現れ田植えの合図との伝承が残っています。今年は駒形の馬の脚の下部が消えているのが気になります。5月5日は遠藤が滝不動尊例大祭、16日〜18日は岳温泉神社の春季例大祭、安達太良山山開きは21日と安達太良山の行事が続きます。是非、安達太良山においでください。
再挑戦ヘルスツーリズムプロジェクト
10年前から岳温泉で推進してきた事業プロジェクトに予算が付き再構築にチャレンジします。これは『歩く岳(だけ)で健康』のキャッチフレーズの下に様々なウォーキング大会、歩くことそのものの研究、そして岳温泉周辺に沢山のウォーキングを作って来たプロジェクトです。これらの一連の取り組みが着目され『ヘルスツーリズム』というジャンルでさらに進んだモデル事業としの組み立て直しに入りました。
 基本は歩くことですので目立ちません。2006年からの「歩くこと」の事業が、パッチワークのように組みているのは自慢できることです。でも今後のツーリズムとしての再構築は容易ではなく、原点に戻って組み立て直したいと思います。
当初はウォーキング大会の開催から始まり、同時期に心拍計を使って健康増進につなげるパワーウォーキング理論を中心に最大心拍計を基準としたウォーキングにより健康増進をめざしました。提唱者のオリンピック金メダリストH.ガウダー氏に何度も来岳頂き、またチューリンゲンなどの現場へ訪ねコースを歩きウォーキング技術を学び、福島大学の監修の下、ウォーキング適地岳温泉に定着させるかに腐心しました。また同じ時期にノルディックウォーキングも学び、全身の筋肉を使って歩くことがいかに健康増進につながるかの講習会などを行い、岳温泉に多くのウォーキングインストラクターを誕生させることになりました。歩くことを中心に添えた据えたリゾートの仕組みづくりのモデルが、ドイツを中心に栄えてきた健康保養温泉地づくりです。温泉地滞在の仕組みに組み込めないかを試行錯誤し、定着させることができたと考えます。また、2010年9月にトレイルランニング競技が安達太良で行われジャンルが広がったと思った半年後に東日本大震災が起こりましたが中断せずに継続開催されています。ウォーキングや登山愛好家は原発事故の後も増え続け、同時期にセイフティウォーキングの講習会も始まり筋力を維持をさせながらいかに健康長寿につなげるかの学びの場もプログラムに加わったところです。また、震災3年目からは世界中からウォーカーが集まる100qトレイルウォークなども始まり、何となく歩くことのメッカになってきています。名峰安達太良山の登山基地でもあることから山岳ガイドの養成にも入り、プロのガイドも多く控えるようになりました。
歩くことだけでこのような経緯をたどってきた岳温泉ですが、さて、次は何をしたらいいのかなりの創造力が必要です。歩くことは日常の事であり、非日常の行動としてのツーリズムとしてブームを呼ぶ位にしてみたいものです。ヘルスツーリズム再構築初年度は、3月に2回のモニターツアーを行いました。山ガールの皆さんに、くろがね小屋までスノーシューハイキングをし温泉にも入っていただきました。第2班は山登りのプロの皆さんに参加を仰ぎ、ストレスチェックの実験台にもなって頂きました。2時間程度の雪山散策でも「自然の中を歩くこと」でストレス状態から脱出するようなエビデンスも取れました。安達太良山はまだ真冬の状態です。写真は3月中旬のあだたら高原スキー場、山ガールモニターツアーの出発風景です。あぐだもぐだをご愛読の皆様からもヘルスツーリズムに関するご意見を頂きたいものです。
スキー四方山話
昨年とは違って雪の多い冬になり、新聞のスポーツ欄は、スキー、スノボー、スケートの記事が連日満載です。札幌での冬季アジア大会、サンモリッツのアルペンスキー世界選手権、フィンランドのラハティーでのノルディック世界選手権など日本選手の活躍ぶりには心が躍ります。国内的には、中学、高校、大学の全国選手権、国体など行われるのが2月です。地元でも朝日杯スキー大会が行われ59回も続く福島県でのレジェンド民間スキー大会なのが自慢です。
日本のスキーは明治44年(1911)にオーストリア軍のレルヒ少佐が1月12日から高田の第13師団に着任し軍人にアルペンスキー指導をしたことに始まります。東北にスキーが伝わった最初は明治44年(1911)3月15日に五色温泉の宗川旅館にオーストリア人クラッツアーと英国商館フレモンズ商会男女3名が投宿、当時の館主宗川栄吉や大工とスキーを考案製作し、即時練習開始とありこれが最初のようです。明治32年5月の奥羽本線開通により難所の福島から米沢間の板谷峠開通が契機でしょう。福島県の最初のスキー場は大正4年(1915)の沼尻スキー場です。岳温泉スキー場は昭和4年(1929)が開設であり、私の祖父の鈴木一二が近衛兵時代に雪の積った皇居の土手を二人の若い皇族が1本杖で2本の長い板を取り付け滑っているのを見たのがスキー場開設の動機だと良く話していました。その後昭和29年に仙台陸運局第一号のスキーリフトを新設し、今日のあだたら高原スキー場につながっています。
朝日杯スキー大会はリフト開設の年から始り来年が60回記念大会です。レジェンドスキー大会の雄は八方リーゼンスラローム大会ですが、こちらは本年第71回を数える標高差595m全長2500mの日本最大の大会であり自信があれば一度出場してみたいものです。
さて、この白馬八方尾根スキー場、今回は第72回スキー国体の会場にもなり余りの変容ぶりにびっくり、70%のスキーヤーが外国人、しかも飛び交うのが英語、5年前にお邪魔した時はわずかの外人だったのにまるで北米かヨーロッパのスキー場に行っているような錯覚に陥りました。こんなに変貌したのは、どうやらニセコの仕掛け人が日本一のスキー場立地の白馬八方尾根にも仕掛け、うまくいったのだと思います。外国人の視点でマーケティングした為か平日は外人がスキー場も飲食街もほぼ独占、週末だけ日本人が混じるという状態です。長期休暇を家族で取れる国に対してマーケティングし功を奏した結果がHAKUBA VALLEYです。日本人は週末にしかスキー場に来られないので、国が休日三連休法やプレミアムフライデーみたいな小手先の政策を作っても、リゾートに日本人があふれる国にはならない気がします。地方再生の切り札は観光交流人口の増大政策が主のようですが、今のままの政策では益々地方は疲弊するばかり。休暇制度から根本的に見直し、地方に財貨が留まるような政策の仕組みが作られなければ、日本の国は永久に良くならないように思います。久々の白馬村訪問での感想です。写真は八方尾根の名木山ゲレンデ、国体GSゴール付近は日本人比率が高くなっています。雪の町には外人が溢れてました。Have a good Holiday!
1月の閑話休題
1月はトランプ大統領就任の事が新聞テレビのトップ記事に出なかった日がなかったような気がします。新聞見出しアメリカに入国を拒否された人の人数、新聞社の違いによって数値が大きく違うのは不思議です。また、ある新聞には米国が「マッド・ドッグ早期派遣」の見出し、「…っえ?」と思い記事をよく読んだら解説が有り国務長官をマッド・ドッグ(狂犬)と呼び日本に送り込むとの記事、日本の新聞も何となくトランプ劇場に踊らされてきたかなとも思えます。トランプさんが得意とされているツイッターにはトランプさんに関する日本人ツイートは何も見えず、SNS利用者の性質は変わりやすいのかもしれません。
県内のニュースは『県民メタボ率ワースト2』の見出し、福島県がワースト3番目から2番目になったという福島県立医大の大平教授の発表には驚きでした。ちなみにメタボ率と健康長寿率が反比例の相関関係があり、歩くことによりメタボ率が減り健康長寿になるというエビデンスが取られており、健康保険費の自治体と個人の負担が低い市町村が健康で長生きの地域社会になっているようです。先日の豪雪ランク日本で三番目の檜枝岐村は、健康寿命が高く全国三番目であることをご存じの方もおいででしょう。ここは45歳以上の村民に全員歩数計を持たせて、ウオーキングの後で村役場に有線テレビから歩いた歩数と心拍、血圧などを報告するそうです。こんな村が福島県にあっても福島県のメタボランクはなぜに全国ワースト2位?と疑問を持ちますが、福島には原発事故の所為で仮設住宅暮らしに住んでいる方が多く、こちらは双葉5町の内、4村が全国ワースト10に入ります。それでも双葉郡の中でも避難者の多い浪江町は介護保険負担費が同じ双葉郡の他町よりは低く、これは仮設住宅入居の方々にも『歩く』プログラムを推奨しているからです。
さらに同日の「『トランプの科学』に懸念」の見出しの日経新聞記事のまるっきり科学を否定している話です。予防用ワクチンの効果を否定し、全惑星に宇宙探索を仕掛けるとのこと、全ての科学的根拠を否定してかかるお方のようです。このまんまでは二酸化炭素による地球温暖化についてはまったく何の科学的根拠もないと言っていると同じなので、今世紀末には地球温暖化はついに4度以上の上昇結果が現れ、福島県でスキーが出来なくなるのが一番心配です。
トランプさんの話題にかき消されて、以外と気にしなくなっている『カジノ』法案のことですが、日経新聞コラムに「カジノで町おこしに既知症」のタイトルがあり目に留まったので言及します。大雑把な内容は30年前のリゾート法同様に、カジノを保有したホテルが町おこしの名目であちこちに誕生し、日本にはカジノの専門家もいないので、リゾート法で廃墟になった日本のリゾート姿が既知症として目の前に現れるってな記事です。写真はリゾート法施工以前の我がニコニコ共和国のカジノです。独立国なので治外法権だったかも?もしも、今ニコニコ共和国があったらトランプミニタワーを建設していたかもしれません。
雪乞いの年末雑感
今年の冬は、昨年以上に地球温暖化が気になります。11月の東京の初雪は珍しく、その時の福島県は無積雪。12月に入り県内のスキー場も、標高の高いところには積雪を見て、箕輪やあだたら高原、裏磐梯猫魔やグランデコスキー場は全面滑走できるまでになったと思ったら、低気圧通過で急な気温上昇と雨、ほとんどのスキー場の雪が消える有様。北海道は12月にしては今までにない豪雪になって、交通が麻痺するといったことは北海道らしくない様相を示したようです。
 トランプが大統領になり、パリ協定が無視され温室ガス大排出国のセーブが効かなくなるのでしょうか。トランプの発言の逆になり、アメリカが率先して地球温暖化防止に取り組むようになって欲しいものです。このまま温暖化に歯止めがかからず、氷河が融け続けバングラディッシュや大洋州の島々が海に沈み、ベネチアでさえも沈没の危機にされるかと思うと不安で不安で仕方ありません。
 生まれも育ちも安達太良山の麓なので、昭和初期に比較して気温が2度近く上昇しているのが体感しています。少し歴史の話をしますが、あだたら高原スキー場の前進は岳スキー場です。昭和4年に開設された時は第一スキー場と第二スキー場とがありました。第一スキー場は温泉神社の後ろのスロープで、光雲閣の玄関付近から滑り降りることができ、ヒマラヤ大通りを通って鏡が池まで滑る旅館街を挟んで気持ちの良いコースです。大寒頃には鏡が池も凍り付き対岸に渡れました。岳から歩いて1.5km地点の第二スキー場が標高600m〜800mの若草山スキー場で、昭和29年にはリフトが設置され、さらに上部に1000m強のリフトを設置、昭和38年には現在の奥岳をベースのスキー場になり、同時に下部のリフトは廃止、現在のあだたら高原スキー場の標高950mから上がメインとなり、一昨年までは比較的安定して12月中旬から4月上旬まで滑走が可能なスキー場でした。ところが昨年から、何故かシーズンが短縮、その傾向が今年も続いていることが大いに気になります。標高による気温低下は、100mにつき0.6℃は誰でも知っていることで、スキー場が上部に伸びざるを得なかったのは理解できます。また、緯度の違いによる温度変化は決まった法則が分からないので、各地の年間平均気温を調べてモデルにしたところ、北極圏は−6.2℃として赤道付近のシンガポールは27.4℃で33.6℃の差があり、温帯に当たる北緯28度から北緯43度付近までは、緯度を1度=111km北へ登ると温度が1℃低下するデータが取れたので、平均気温2℃で222km、昭和初期の福島県の今の岩手県に移動したことになり、福島県は東京近辺の気候になっているのかもしれません。スキー場の基部の標高を上げていっても安定した雪が得られるのは標高1500m地点以上になってしまったようです。
トランプさんも地球温暖化により儲からなくなったら困る部分もあると思うので、パリ協定を批准して、CO2削減の急激な舵取りを期待します。
 写真は、福島県の伊南村に先日オープンしたクロスカントリースキーコース、大変に良いコースです。福島県は広い県ですので沢山のスキー場があります。千客万来のスキーシーズンになるよう大降雪があることを祈ります。皆様、良い年をお迎えください。
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